GMの売上は一番
勘違いしてはならないのは、アメリカの車は売れないのではないという事です。一時トヨタに抜かれたとはいえ、GMは、今でも、売上では世界一の自動車メーカーです。問題なのは、世界一売れても利益がでないと言うことです。それは、コスト構造に問題があるからで
コスト構造で問題なのは、本来、国や州が負担すべきコストが入り込んでいる可能性があるという事です。収益力が低下している企業の多くが福利厚生が充実している企業です。そして、競争力が高い国の企業は、福利厚生を国が負担しているか、全くしていないかの企業です。つまり、福利厚生をどこが負担するかの問題であり、これは一企業だけで解決できる問題ではありませ
新しい分野への投資は、長中期的には重要です。しかし、即効性を期待してはいけません。即効性があるのは、既存の産業の中にあります。
例えば、医療問題です。医療制度の不備が、医療の産業構造を歪めつつあるのです。国民が安心して医療を受けられる仕組みを作ることが、医療を産業として成立させることに繋がるので
格差が悪いと言うよりも、格差によって市場が機能しなくなりつつあるのが問題なのである。つまり、格差が市場の構造に与える影響が問題なのです。
重要なのは、新しい産業よりも、今、社会にとって不可欠でありながら、収益力が構造的に低下している産業です。
市場に問題があるのです。市場に資金が循環しないのが問題なのです。公共事業を増やしても、それによって財政が悪化し、国の借金ばかりが増え、景気が悪化して税収が減れば悪循環に陥ります。最悪、クラウディングアウトを引き起こしま
クラウディングアウトを避けるためには、資金の供給は、市場を通して行う必要があります。
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